不景気の続きの昨今、ネットカフェ難民という言葉が流行りましたが、
最近では、ホームレス少女という言葉もできるほど、貧富の格差が
広がっている。
そんな暮らしに困窮する若い女性が、格安で援交をしているという
情報をよく聞くが、調査をしたところ事実のようだ。
新宿を中心にネットカフェを転々とするカナ(仮名)19歳は、
複雑な家庭環境に嫌気がさして高校卒業後に家を出て、社宅付き
の工場で派遣として働くが、厳しい労働環境に1ヶ月で退職。
その後は、ネットカフェを転々としながら、テレクラや出会い系で
援助してくれる男性を探して、その日暮らしをしているとのこと。
相場は下がってきた援交市場とは言え、ディープキスで2千円、
フェラチオでプラス3千円、挿入はなぜかプラス1千円という格安
でのご奉仕らしい。決して見た目は悪くない。
むしろ、キャバクラにいてもそこそこ人気の出そうな、あどけな
表情と幼児体型で色白の体は男性の想像力をかき立てる。
「もっと、稼ぎたいと思わないの?」そう質問するも、「生活できれば
問題ない。欲しい物はない。」との返事。不景気が当たり前の世代に
特有の今時の若者なのだろう。
「おじさんたちに、体を弄ばれるのに抵抗ない?」
「全然。だってすごく喜んでくれるし。わたしでも世の中の役に立てる
んだなって。」
「キミくらいの可愛さならもっとお金払ってもいいと考える男性もいる
んじゃない。」
「そうかもしれないけど、わたしが2万とかもらったら、相手の感動も
半減しちゃうでしょ。」
どうやら、彼女は、お客の男性が「こんな可愛い子が、こんな格安で。」
と心から喜んでくれる姿に自分の存在価値を見いだしているのかもしれ
ない。
それにしても、ここまで景気が悪いと若い少年少女は、高学歴層などの
一部を除いて、ますます自己評価の低い、その日暮らしのできればいい
無気力人間が量産されるだろう。
既得権益に守られた、団塊の世代が勝ち逃げする犠牲として若者が、
搾取される現実を目の当たりにした。