PCMAX風俗嬢とのアポについて書きたい。僕の人生観を変える出来事だった。

相手は都内のピンサロで働く女の子で、今まで書くことためらっていた記事だ。

数か月の時を経て書くことを決心した。

某月某日

寒さで人肌寂しいころだった。

ちょっと寄り道 (^_-)-☆
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僕の原点PCMAXでの即エッチする方法をすべて網羅した教科書!
参考記事PCMAX登録からホテルで即エッチまでの全工程の教科書

ピンサロ嬢との出会いのきっかけはPCMAX(ピシマ)

A子とは、はじめて会う3カ月くらい前にPCMAXで知り合い、それからLINEのやり取りを何度もしていた。珍しいケースだ。

A子はもともと出会い系に登録をしたのは、暇つぶしでもともと男性と会ったりするつもりはなかったらしい。SNS感覚での利用だったのだろう。

ただ、LINEのやり取りを繰り返すうちに、「太郎の文章って面白いね。どんな人か会ってみたい」とメッセージが届いた。

僕は「ありがとう。嬉しいよ」とクールに返信をしたが、心の中でかなり喜んでいた。

やっぱり僕もブロガーのはしくれ。文章が面白いと褒めてくれるのがいちばん嬉しい。「カッコイイ」とか言われるよりも嬉しい。言われないけど。

「太郎の文章って面白い」

この言葉が頭の中を何度もグルグルした。

ちょっとした褒め言葉が、人の心の支えになることもある。やっぱり人のいいところはどんどん褒めてあげようと思った。下心抜きで。

しかし、僕は、「会ってみたい」という彼女からメッセージにも関わらず、1ヶ月ほど会うというアクションは取らなかった。

もともと彼女は会うことが目的の女の子ではない。

会わないからと言って、僕から離れることはないと思った。もうちょっと、機が熟してから会った方がいいと思った。以前の僕なら会えるとなったら、舞い上がって速攻で会おうとしていただろう。

数々の経験を経て、恋愛面で成長したと思う。ここら辺の余裕が、次々と女性を呼ぶ魅力に繋がるのだろう。

出会いの少ない男性は、数少ない出会いを当然に性急にモノにしようとして、失ってしまう。

モテない男性の特徴だ。

だけど、無理して出会いを増産していると、いつの間にか恋愛偏差値が高くなる。だから、モテない男性こそナンパをやった方がいいと思う。ナンパはたくさん失敗して経験を積めるゲームだからだ。

PCMAX(ピシマ)で出会ったピンサロ嬢と待ち合わせ

池袋東口で待ち合わせ

喫煙所にいるとのこと。

彼女の当日の格好を写メで送ってもらった。顔以外の全身が分かっていたから、見つけるのは簡単だった。

すごく可愛い子だった。

太郎「A子ちゃん?」

A子「うん。ちょっと待って。」

彼女は吸いかけのタバコとの名残を惜しんだ。

太郎「急がなくていいよ。」

A子「お待たせ。」

太郎「じゃあ、行こうか。」

僕らは、とりいちずという水炊き・焼き鳥のおいしいお店に飲みに行った。コスパ最高の居酒屋だ。チェーン店なので、池袋だけでなく、新宿や五反田など多数店舗がある。

彼女は26歳だが、見た目は若かった。

細身で茶髪。胸がむっちりしているのは分かる。ピンサロでもお客ウケが良さそうなのが分かる。身長は160cmくらいだ。笑顔が可愛い。笑うと顔がクシャとなる。

PCMAX(ピシマ)で出会ったピンサロ嬢と居酒屋へ

とりいちずに入る。

乾杯!

今日は飲みそうな気がしたので、飲み放題と料理のコースにした。それでも安いけど。

A子と会う約束をする前、“夜職に偏見がなければ”会いましょうと言ってきた。

僕は夜職に偏見はない。

ネットナンパをし始めた時は、即エッチしたあとに、「実は、風俗で働いている」とカミングアウトされガッカリしたこともあるが、それは偏見からでない。お金を払えば抱ける女性より、お金を払っても抱けない女性の方が価値があるように感じていたからだ。

僕はナンパ師となって、風俗嬢と深く関わることが増えた。

そういった中で、僕は風俗で働く女の子の方が話が合うような気がするようになった。

僕はアラフォーになり、結婚ということをまったく意識しなくなった。一人だけの女性を深く愛せる自信がない。

僕も若ければ、若いが故の武器を使える。つまり、“勢い”のことだ。

若ければ、いろいろ深く考えず、“この子が好きだから結婚する”という無鉄砲な態度で決意をできるだろう。しかし、どんな精神年齢の低い男性でも、40近くなるといろいろ考えてしまう。たぶん、結婚に踏み切れるのは、よほどのことがないと難しいと思う。

その“よっぽどのこと”が起こり得るとしたら、“風俗で働く女性”ではないかと思っている。

なんでだろう?

風俗で働く女性は、良くも悪くも男性と言う生き物をきちんと理解している。そのことが、男女の関係性をスムーズにさせる。

僕は、風俗で働く女性、もしくは男性経験の多い女性と一緒いると居心地がいいのだ。

もちろん、そういう女性だからこそ感じる、嫉妬の感情や不信感はあるかもしれない。しかし、僕自身がナンパ師となって、嫉妬の感情や表面的な属性で人を判断するということがなくなった。なくなったは言い過ぎかもしれないけど、相当に薄まった。

そういった考え方のせいなのだろうか、A子は言った。

A子「太郎は夜に働く女性を特別扱いしないのね。」

太郎「特別扱い?」

A子が言うには、風俗で働く女性に多くの人は、偏見を持つと言う。そして、露骨に偏見を示さない男性さえも、彼らは“we”であり、彼女たちは“they”として扱うのだと言う。

僕も偏見を持たれやすいナンパ師だし、ナンパ以外にも変わった性格をしているせいで息苦しい思いを幾度としてきた。“僕ら”は同類なのだ。

A子「ピンサロに行ったことあるの?」

太郎「もちろん。お世話になった。」

ピンサロは、風俗の中でも殺伐とした環境だ。

自分はありまり好きではない。いかにも射精するためだけのお店で、嬢と心を通わせるシステムではない。ソープやヘルスのようにゆったりとした個室の方が嬢と心を通わせたプレイができる。もっとも、嬢の方は心を通わせているつもりはないかもしれないけれど・・・

ソープランドやファッションヘルスをラブホテルだとすると、ピンサロはレンタルルームに例えられるだろう。

そんな無機質なピンサロの思い出から、面白いエピソードを必死に思い出す。そうだ!

学生の頃、3Pに憧れた僕は、ピンサロの2輪車プレイを楽しんだ。要は、男性1人に女性がつくプレイ形態だ。手狭なソファーに座ると両隣に女子がつく。当然に密着した段階で股間が膨れ上がった。期待が膨らむ。しかし、ワクワクはそこまで。

僕を挟む女の子が一切口を利かない。また、目さえ一切合わせようとしない。ピンサロ特有のユーロビートのテンポのいいホットな音楽とコントラストのように、僕の周辺は凍り付いたような寒さになった。

おしぼりで手を拭く。指名した方の女性が僕をリードするが、ふたりは一切協力体制はない。しかし、ふたりが僕の乳首を舐める。無言で。

あたかも強制に連行された女性たちが暴力に屈して感情を殺して奉仕するかのように、一切の感情の交流がなかった。

僕は1mmも悪くないはずだが、罪悪感を感じた。

僕は彼女たちが咥えるペニスの舌の感触は完全に忘れてしまったが、ゾッとした記憶は今でも鮮明に覚えている。

A子「想像つくわ(笑)」

A子のお店では2輪車回転はないようだが、もしそんな自体になれば、悲惨な状況であることは容易に想像できるようだ。

そして、今度はA子はイヤなお客や、女の子とのエピソードを話してくれた。

A子「やっぱり、太郎は文章だけでなくて、ハナシも面白いね。」

そう褒めてくれた。だけど、A子のピンサロの内部事情の暴露は、やはり現役のハナシだけあって僕も引き込まれた。

太郎「A子はカレシいないの?」

A子「いるはずない。いたらこの仕事はしない。2年間いない。」

太郎「そうなんだ。セフレは?」

A子「セフレなんかじゃ満たされないでしょ。」

いるかいないかの答えにはなっていないが、A子がセフレを求めていないことは分かった。

A子「わたしね、はやくオトコに養って欲しいの。」

結婚願望が強いらしい。早く結婚できるように2年間で800万円貯めたらしい。ふつうのOLなら無理な金額だ。

太郎「でも、誰でもいいわけでないだろう?」

A子「誰でもいいわ。もらってくれるなら(笑)」

太郎「ハードル低いなあ。」

A子は、控えめに言っても可愛いと思う。ただ、主張の少ない可愛さだ。誰もが振り返るオーラは出さないが、対峙して座るとき、可愛さにドキドキする。

太郎「じゃあ、俺が結婚してあげるから、今日SEXしようと言ったらOKするの?」

A子は少し考えたが、「うん、いいわよ。その代わり、人生賭けた高いSEXになるわよ(笑)」と言った。

太郎「怖いね。」

A子「怖いでしょ。」

A子のおどけた表情が可愛い。

太郎「でも、そんな簡単に人を好きなれるの?」

A子「うん。私のことを絶対に大切にしてくれるなら。少なくとも太郎はわたしのこと風俗嬢だからって偏見ないでしょ?」

太郎「うん。だけど、お前を大切にしてくれる男性は簡単に見つかりそうだけど。A子は可愛いし。」

A子「もちろん、カラダだけじゃダメよ。心から愛して欲しい。わたしを。」

太郎「心から愛してくれれば、誰でもいいの?」

A子「わたしね、理想の恋愛は、誘拐して欲しいの。」

太郎「誘拐?」

A子「わたしを好きで好きでたまらなくて、捕まろうが関係ないと、私をさらってくれる男性がいたら絶対に恋に落ちると思うの。」

太郎「レイプは?」

A子「レイプはだめ。カラダだけでしょ。」

そりゃ当然だ。

だが、分かる。僕も誰かから強く求められたいという感情は理解できる。すべてを投げ捨てても僕を手に入れたいと必死な姿を見たら、心が動かされると思う。僕がこの先、結婚するとしたら、そんな女の子が現れた時かもしれない。

A子と僕は似ているのかしれない。それとも、もしからしたら僕に女性的な部分があるのかもしれない。

どちらにせよ、A子と心が通じる部分がある。

A子「わたしたち同類ね。」

この言葉にすべて集約されていた。

太郎「間違いないとプール。パシャ。パシャ。」

A子「わたしもそれ好き(笑)EXITでしょ。」

店を出た。

PCMAX(ピシマ)で出会ったピンサロ嬢とラブホテルへ

公園に行く。夜の雰囲気が最高に綺麗だ。カップルも多い。

キスをする。A子が拒む理由はない。だが、キスする理由もなっかった。

おっぱいを触った。すごく感触が良かった。きっと僕も新しいおもちゃを手にした子供のように無邪気に揉んでたのかもしれない。A子も無邪気に言った。

A子「人気商品よ(笑)」

太郎「ホテル行こうか?」

A子「うん。いいよ。ナンパ師のクセに聞くのね(笑)」

ホテルの前につくと、A子は躊躇しだした。

A子「やっぱり、ダメ。後悔しそう。」

太郎「なんで?」

きっと、A子が拒否する理由は、「はじめて会ったのに」とか「カレシじゃないから」とか平凡な理由ではないと思った。だが、いくら聞いても分からなかった。

僕は途方に暮れた。でも、SEXが嫌なワケではないはずだ。

 

A子「行きたいけど、踏ん切りがつかないの。一歩を踏み出せないの。」

 

僕もヤケクソになった。

 

太郎「じゃあね、A子が一歩を踏み出せるようにエールを送ってあげる。」

 

A「エール?」

 

 

僕は左右の手をゆっくり動かし、大きな声で叫んだ。

 

 

 

フレ~

フレ~~

A~子 Σ( ̄□ ̄|)

 

ここは完全なホテル街ではないので、いろいろな人から注目を浴びた。

A子「もう、恥ずかしい(笑)」

僕らは逃げるようにホテルに入った。

ホテルに入って、大声を出したことをA子に説教された。

A子「もう、バカでしょ!」

キスをした。

そして、柔らかったA子のおっぱいをもう一度揉んだ。やはり最高の弾力だった。何度押しても押しても、適度な弾力で跳ね返ってくる。

僕はペニスを露出して、胸に挟んでみた。いつも窮屈なズボンで居心地だった息子も快適な環境に大はしゃぎだった。このまま発射したいと思ったが、まだまだすべきことがある。

A子に咥えるように促した。僕を上目遣いで見つめ、もったいつけるように、舌で舐めるんだか舐めないんだか動作を繰り返した。このじらしに、僕の鼓動の高まりは最高潮に達した。

太郎「早く咥えて」

A子の頭を押して、股間に押し付ける。それでも、舌でフェザータッチをしたかと思うと、口を話して、両手で触るだから触らないだかの感触で僕のモノに不規則な刺激を与える。

いよいよ我慢できないタイミングで、A子はパックリと咥えた。

太郎の
フェラチオDEグッドリズム
ピンサロ嬢編

僕の経験した最高のフェラのリズムとタイミングだった。

ふぁ~

こんな感じが続くなら僕は廃人になるのではと思うほど、持続的な快楽が得られた。

僕はベットに押し倒されて、服を脱がされて、乳首を高速の舌使いで責められる。

それからは、キスやフェラや乳首舐めを繰り返した。

もしこのタイミングで1000万円の連帯保証人の契約書にサインしてと言われたら、おそらく僕はよく分からないけど名前を書いちゃったかもれない。

僕はなんとか、攻守交替し、彼女を寝かせて、服を脱がせた。あの感触のいいおっぱいの全貌を見れるのだ。薄手のセーターとアンダーシャツを脱がすと、オフホワイトのブラが弾力あるおっぱいを閉じ込めていた。

悪いブラめ!退治してくれる

僕は心の中でそう叫び、ブラを外し、窮屈そうなおっぱいを救出した。感謝したおっぱいは、英雄に最大限のおもてなしをした。それにしても、仰向けにも関わらず、おっぱいをロケットのように上向きだった。

おっぱいをいじるのがこんなに楽しいと思ったのは、童貞のとき、ソープではじめて実在するおっぱいを発見したとき以来だ。確かにあの時は、興奮した。エロ雑誌やAVの情報によると、おっぱいは実在するはずだったが、自分の目で見たことはなかった。はじめて、おっぱいの実物を見たときの興奮は格別だった。それ以降、おっぱいは平凡でありきたりなものになった。

しかし、おっぱいの魅力を再発見した。

AppleがiPhoneで電話を最発明したように・・・

無我夢中で、おっぱいを触り、彼女に白い肌にすいつく、白のパンティー。

白×白

黒と白のコントラストも悪くないが、グラデションがおりなす美しさに息をのんだ・・・

僕は、A子のカラダを一つ一つ確かめるように舐めた。時より身体をよじる姿にまた興奮した。

僕はペニスを挿入する。ゴムをつけない。A子も何も言わない。

激しく腰を振る。

太郎「中に出していい?」

ダメ元で聞いてみる。

A子「わたしはすごく結婚したい女だから、責任取れるなら自由にしていいよ。」

考える。中に出したい。

太郎「付き合う気もないし、結婚するつもりもないけど、子供ができたら結婚してもいい。それならどう?」

A子「本気で言っているの??」

そんなことを言う男性は初めてだろう。

太郎「うん。」

A子「じゃあ、好きにして。」

僕は、腰を振りながら最後の最後までどうするか考えた。

考えている最中に・・・

うっ

 

中に出した。いや、中に出したのでなく、中に出てしまった。

A子の中に僕の精液が流れて吸収される気配を感じた。

PCMAX(ピシマ)で出会ったピンサロ嬢との心の交流

行為は終了した。僕は賢者タイムに入った。賢者タイムの僕は、クールな紳士だ。

A子「さっき言ったことは本当なの?必死に中出しのお願いする男はいたけど、太郎みたいなことを言う男性は始めてだったんだけど(笑)」

太郎「きっとそうだろう。自分でも頭がイカれていると思う。」

A子「本当に結婚という人生の大切な決断をそんな運に任せていいの?」

太郎「うん。洒落じゃないよ(笑)」

A子「分かっている。まじめに答えて。」

太郎「A子と絶対に結婚したいとわけではない。でも、A子と結婚するのがイヤではない。僕は結婚というイベントは自分が決断をしないと思う。だから、天に任せている。僕は今結婚を考えていない。それでも、いつかはしたい。もし、A子に子供ができたら、天命と思って、A子の将来に対して責任を取ろうと思った。」

A子は吹き出して笑った。

A子「ありがとう。積極的な気持ちじゃなくても、わたしとの結婚にイヤじゃない男性と出会えてよかったわ。わたしね、結婚するなら風俗で働いていることは隠したくないの。それを理解してくれた上で、お嫁さんにしてくれる懐の深い男性がいたらいいなと妄想していたの。」

太郎「オナニーしながら?」

A子「そう。オナニーしながら(笑)」

まじめな話ををしながら、また茶化してしまった。悪いクセだ。

太郎「俺も。こんな僕の子供を産んでもいいという女性に会えてよかったよ。」

A子「でもね、安心して。それはありえないの。」

太郎「それはありえないって?」

A子「わたしね、子供を産めないからだなの。」

太郎「・・・」

言葉を失った。

A子「そしてね。わたしは長くは生きられないの。」

 

時間が止まった。

 

 

 

頭が混乱した。

A子「だからね。結婚資金で800万円貯めたのってウソなの。男に養ってほしいもウソ。」

A子がピンサロで働くようになったのも、将来家族に迷惑をかけないようにとの理由からのようだ。

だが、A子は自分が誰かの生きる励みになれたらとの思いも強くなってきたらしい。

幸いにもA子に熱心なファンは多いらしい。リピーターの存在がA子の生きた証と思っているのかもしれない。

A子「ねえ、もう会うのやめましょう。」

太郎「どうして??」

A子「あなたの負担になるのよ。苦しい気持ちを分かち合いたくないの。」

何も言えなかった。が、振り絞って聞く。

太郎「もう一度会ってから考えてもよくない?」

A子「二度会うと本当に好きになりそうなの。わたしも太郎も。」

太郎「俺も?」

A子「うん。同情から始まる愛はきっと厄介よ。今は、わたしのおっぱいが好きなだけだから(笑)太郎はオトコだからもう一回ヤリたいと思う気持ちは分かるのだけど、二度会うと絶対に後悔すると思う。だから、ホテルに入る前に躊躇したの。」

太郎「1人で死ぬの怖くないの?」

A子「怖くないわ。それに家族がいるし。一人じゃない。」

太郎「ふつう怖いよね。」

A子「もう慣れたの。死の足音が私を追いかけてくることに。おびえても来るべきものは来るの。いつもわたしの背後にいてわたしを脅かしているのだけど、気にしなければ平気よ。死神も可愛いの。覚悟をしたら、怖くないし、世の中の見方も変わるわよ。」

太郎「世の中の見方?」

A子「人は皆、人間の命は重いと思っているの。でも、そんなことないの。人の命は地球より重いってウソよ。死なんてピクニックのようなイベントなの。もし、それほど重いものだったら、世界はその重みに耐えられないでしょ。みな生まれて死んでいくの。これは何億年も前から当たり前のように続いてきたことなの。例外なく。太郎も私を同情しているかもしれないけど、あなただって明日死ぬこともあり得るの。誰も人を同情できる立場にはないはずなの。分かる?所詮、一人の人間の価値なんてそんなものよ。セミの死骸と変わらないの。だけど、みんな死を特別なものだと思い込んでいるの。誰にも必ず起こることなのに。そんなことも気づかず、命が永遠に続くと思っている人こそ可哀そうだと思うの。」

太郎「言葉として、理屈としては理解できるよ。」

A子「だから、わたしのことは忘れて。同情心は捨てて。名前すら忘れて欲しいの。ただ、楽しい思い出だけを思い出して欲しいの。」

太郎「おっぱいの感触は忘れなくていいの?」

A子「それだけは思い出してね。わたしの自慢だから。太郎はナンパブログ書いているのでしょう?」

太郎「ああ。」

A子「だったら、そのブログにわたしのような可哀そうな女の子がいたことを書いておいて。生きた証としてね。本当は可哀そうじゃないけど。」

太郎「書いて欲しいの?君の人生を汚すようで書きたくない。」

A子「どうしても書いて欲しいの。あなたの書くブログは素敵なはずだから・・・」

クソ記事だらけの糞ブログだ。

A子「変にまじめくさって書かないでね。いつも通りの感じで書いて欲しいの。」

太郎「女の子めっけ!声かけた。エッチできてラッキーって具合の価値のないブログだけど。」

A子「どんなにビッチなようにわたしを描かれても、あなたとの心の交流の記録として残して欲しいの。」

太郎「分かった。考えておく。」

A子「約束よ。」

 

 

 

翌朝、最後のキスを交わして、バイバイした。

それから今日まで一切連絡は取っていない。

無理やり誘拐して欲しい

そう言えばA子は、そう言っていた。

A子は僕との別れを言葉では望んではいたのだけど、本当は僕に連れ去って欲しかったのかもしれない。有無を言わせずに。

だけど、僕は彼女を記憶の一部にすることを選んだ。名前を忘れて。A子とは、明子かもしれないし、裕子かもしれないし、子すらつかない香苗かもしれない。だけど、思い出す努力は放棄した。

僕は今までナンパした女性のうち何人かは、人生が辛くて生きることから逃れようとしていた。しかし、多くの人は、死というものから、目を背けて対峙しようとしない。

そんななか、A子は、死と真正面から向き合い、生きることからも死というものからも逃れることができない息苦しさを耐えている。

僕も人生逃げてばかりじゃ、A子に恥ずかしい。

GOD BLESS YOU! A子

きゃりーの
ナンパDEグッドリズム
ガールズワッショイGW②~逆3P編~